【6期生ブログ2】ゲスト講義

こんにちは!桜もすっかり散り、気温が20度を超える日も出始め、初夏の気配も感じられる季節になりました。

さて、今回取り上げるのは4月26日に行われたゲスト講義についてです。まず、講演を行なってくださった松井英光さんについて紹介したいと思います。松井さんはアメリカの大学に留学後、関西テレビに入社し、テレビ朝日に転職されました。テレビ局に勤務しながら大学院にて博士号も取得され、放送人でありながら研究者としても活躍されている方です。著書に『新テレビ学講義』(河出書房新社、2020)があり、私も近々読んでみようと思っています。

今回の講義の内容は主に、テレビ制作の変遷と未来がテーマでした。松井さんはテレビ制作について「送り手」と「作り手」を分けて考える独自のモデルを提唱されています。このモデルを生み出した背景には、松井さん自身が多くのテレビ研究で送り手と作り手を分けずに考察されていたり、視聴率の捉え方への違和感をもったからでした。私自身、テレビ制作についてはまだ無知な部分が多くあり、今回のゲスト講義で、送り手と作り手では「視聴率」や「放送」に対する考え方が異なっていることを初めて知りました。

テレビ離れが加速していくなかで、これからテレビが生き残っていくためには視聴率にとらわれない「作り手の自律性」を確保することが必要だと松井さんは述べられていました。テレビマンとして活躍された視点から、これまでとこれからのテレビが進むべき道を知ることができ、私たち6期生にとって貴重な経験となりました。また質疑応答ではこれから始まる就職活動へのアドバイスもいただきました。今回のゲスト講義のお話を、今後のゼミ活動に生かしていこう思います。長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。次回もお楽しみに!(加藤)