【6期生ブログ3】文献発表(1)

こんにちは!今回のゼミブログでは5月10日に行われた「文献発表」について取り上げたいと思います。

「文献発表」では、映像や音声メディアに関する書籍を一人一冊選び、発表をします。まず、テレビやラジオ、YouTubeやNetflixなどの有料配信サービス、映画やアイドルなど、それぞれ興味のある分野に関する書籍を決めました。その後、各自が図書館や書店で本を選んで精読し、同テーマに関する文献も調査し、もう一度批判的に読み直します。そして、自分の考えや疑問点などをパワーポイントにまとめて発表しました。5月10日はゼミ生16人のうち8人が発表し、発表後にゼミ生みんなで質問をしあい内容理解に努めました。それぞれ選んだ本は、映画、クイズ、ドラマなど、同じメディアに関する書籍でも視点やジャンルが異なりました。初めて知ることも多く、とても有意義な時間になりました。

今回、私が選んだ本は、西兼志著『メディア/アイドル論講義』(東京大学出版会)です。読んでみると、メディアなしには存在できない〈アイドル〉は、メディアの可能性と矛盾を一身に体現しており、私たちはメディアを介した世界〈アイドル〉の振る舞いに意識・無意識に関係なく影響を受けていることがわかりました。こうした〈アイドル〉とメディアの絡み合いをメディア論の知見から読み解く書籍となっており、2つの関係について理解を深められました。

他のゼミ生の文献発表も聞き、知らなかった分野のことやメディアの歴史を知ることができ、これまでの自分には無かった新しい考え方に触れることが出来ました。4月にゼミが始まったばかりですが、これから共同研究、卒論を始めるにあたり、よりメディアに関して理解を深められたので「文献発表」はとてもいい機会になりました。最後まで読んでいただきありがとうございました。次回のゼミ生ブログも是非ご覧ください!(石井)