【6期生ブログ14】合同発表会③

合同研究発表会2日目は、関西大学梅田キャンパス「KANDAI Me RISE」で行われました。発表された研究のテーマは、以下のように、三大学で全く異なるものでした。

  • 明治大学竹下ゼミ:「メタバースで社会はどう変わるのか ゲーム/福祉/観光/イベント」
  • 日本大学米倉ゼミ:「NHK「朝ドラ」のなかの“戦争” 」、「安倍元首相銃撃事件をテレビはどう伝えたか? 」
  • 関西大学松山ゼミ「散歩番組が映す「テレビ的現実」~関西テレビ『よ〜いドン!』 「となりの人間国宝さん」から考える」

松山ゼミの研究は、関西テレビ『よ〜いどん』の散歩企画「となりの人間国宝さん」を中心に、散歩番組の構造やテレビが映す現実を明らかにするという内容でした。「なぜ散歩番組はついつい見てしまうのか」や「散歩番組に感じるゆるさの秘密」を番組構成や関西性などの観点から解明しており、とても興味深かったです。すべての研究に対して質疑応答も活発に行われ、各大学の学生や先生方からの鋭くも貴重な意見から、今後に繋がる課題も見えました。

各班が6月のテーマ決めから始まり、分析や発表練習、修正を約半年間続けてきた共同研究が終了しました。自分たち自身で、先行研究からの知見を活かし、データを分析することによって新たな発見をすることの楽しさを感じる一方で、複数人で協力しながら一つの研究に取り組む難しさも実感しました。一人ひとりが良い研究発表をするために意見を出し合った結果、ときにぶつかることもありました。しかし、良い発表をしたいという想いを全員が持っていたからこそ、最後まで研究と向き合い、納得のいくものができたと思います。また、他大学との交流を通してさまざまな人の考えに触れたことで、新たな気づきや視点を得られる良い機会にもなりました。今回の経験と学びを活かし、卒業論文に取り組んでいきたいと思います。(丹野)