【7期生ブログ4】文献発表をして(3)

こんにちは(^^)。吉谷さん、赤澤さんに引き続いて、文献発表編の締めくくりを担当します、松山ゼミ7期生の小松です。

まず、私が読んだ文献と選択した理由についてを軽くご紹介します。私は、『アニメと声優のメディア史――なぜ女性が少年を演じるのか』(青弓社、2020年)という文献を読みました。この本を選ぶタイミングで、他ジャンルの本も候補に挙げていましたが、他のゼミ生がアニメ関連の文献を選んでいなかったため、せっかくメディアに関して自由に研究できるゼミに所属したのですから、誰も選んでいないジャンルを選択しようと思い立って、この文献を選びました。前回2人のブログにもあった通り、一冊の本の内容を7分間の発表にまとめるのは予想していた以上に難易度が高く、松山先生が仰っていた「その本を読んだことがない人に読んだ気にさせる」を目標にして、文献に全て目を通した上で必要部分を抜粋し、自分の考えや疑問点などを絡めながら発表内容を完成させていきました。

今回私が読んだ本は、内容はとても興味深く、楽しく読み進めることが出来たのですが、最終的な結論を見失っているのではないかと感じたため、結論を自分なりに考察するという過程も必要でした。それらの全ての作業が、これから半年間かけて行う共同研究や、その先の卒業研究の土台となる貴重な経験になったと実感しています。今回、私を含めて20人の文献発表を聞き、20通りの個性のある発表で聞けて本当に楽しかったですし、直接自分の知識や教養に結びついたと感じています。きっとその代に所属する人達によって、違う発表内容になるでしょうから、その全ての発表を聞くことができる松山先生がちょっぴり羨ましいと感じた、私たちの初めての研究発表でした。